「腰が痛くて足が上げにくい」「足がつっかえて歩きづらい」とお悩みではありませんか?
腰や足の重さは、膝の動きやお腹の筋肉の突っ張りに原因が隠れていることがあります。今回は、初期の評価からお腹・関節のアプローチを経て、足の軽さを取り戻すまでの6ステップをご紹介します。
今回ご紹介するご利用者様は、「腰の痛みに加え、股関節が硬く足が上がりにくい」というお悩みを抱えられていました。
足が上がりにくい状態のままでは、歩行時のつまづきや転倒のリスクが高まるだけでなく、かがんで靴を脱ぎ履きする日常動作も困難になります。
痛みの背景にある関節の硬さや筋肉の緊張を丁寧に紐解き、スムーズに動く身体を取り戻す方針でリハビリを進めました。

まずは現在の身体の状態を確認します。
膝の痛みや股関節まわりの硬さがあることで、脚を上に持ち上げる動きが制限され、無理に上げようとすると腰に負担がかかる状態でした。
本格的な手技に入ります。ベッド上で股関節まわりの強張った筋肉を優しくほぐし、柔軟性を引き出します。
脚の根元である股関節の緊張を緩めることで、スムーズに動かすための土台を整えます。
続いて膝の可動性を確認したところ動きが制限されていたため、膝蓋骨(お皿)を手技で丁寧に動かしていきます。
膝のお皿が滑らかに動くようになることで、脚全体の曲げ伸ばしがスムーズになります。

腰痛の大きな要因となっていた「お腹側の筋肉(腹直筋)の緊張」を和らげます。
お腹側の突っ張りが取れることで、腰にかかっていた過度な引っ張りが解消され、腰部の痛みを軽減することができます。

関節とお腹の調整を行った後、再度足を上げていただくと、上がりにくかった脚が「スッ」と高く上がりました。
あまりの足の軽さに、ご本人様も驚きの表情を見せられていました。

仕上げに前屈のストレッチを行い、身体の前面・背面全体の連動性を高めます。
しっかり足元に体重(荷重)を乗せて立てるよう訓練することで、歩行の安定性と力強さを引き出します。