症例検討とは,対象者の問題に対してより適切な対応を行うために議論する場であるとともに,臨床思考を言語化し他者に伝える臨床教育,あるいはそのスキルを養う機会とされています。
昔は入院中の患者さんを相手に実施されることがほとんどでしたが,最近は訪問看護ステーションや訪問リハビリテーションの現場での実施報告も聞かれるようになりました。
このたびアシストジャパン訪問看護ステーション香川においても実施の了解が得られた利用者様がおられましたので報告します。
今回,症例検討に参加したのは4名(作業療法士3名,理学療法士1名)です。病院で行われる症例検討と同じく,主担当となるスタッフが『現在の目標』,『目標が達成出来ない要因』,『普段の治療』等,症例検討を行うために必要な情報を1ヶ月ほどの治療を通じてまとめています。まとまった情報はレジュメとして1週間前に参加スタッフに配布し,検討会までにしっかりと情報共有を行っています。
当日は利用者様宅に訪問し,各スタッフと共に協力しながら治療を実施しています。
治療後は目標としていた入浴動作の介助量が軽減しました.担当者は他のスタッフからの意見や治療中の反応についてのフィードバックをもらい,新たな問題点や治療手段を考える機会を得ました.