ご利用者様のリハビリテーションを多角的にサポートするための取り組みとして、令和7年10月26日(日)に開催された症例検討会の詳細を報告いたします。
本記事は、前回(令和7年6月1日実施)の症例検討会(▶ 第1回の記事はこちら)から約4ヶ月間の経過報告です。
右片麻痺を抱える0様(男性)のリハビリ介入が、どのように着実に改善につながっているのかを、単なるビフォーアフターではなく、専門職による継続的な評価としてご紹介します。
記事内には、利用者様の実際の基本動作をご覧いただけるリハビリ動画を掲載しており、具体的な経過をご確認いただけます。
令和7年10月26日 (日) アシストジャパンデイサービスセンター8号館にて実施
利用者氏名:0様 男性
現病歴:右片麻痺
ニード:基本動作が円滑になり、日常生活における活動範囲を広げる
令和7年6月1日の立ち上がりでは右手の握りこみが強く、骨盤が後方に引けていたが、本日の症例検討会の際は、重心の移動と両膝のコントロールが幾分みられるようになっている。
しかし、立位姿勢を取ると骨盤の右回旋+右膝を後ろに引き、左右の対称性が崩れていく。
着座から、本人が膝関節の適正な稼働を確認し、筋肉自体の感度も同時に高めていく。
体幹部の筋肉を高め、股関節周囲の動きを確認していく。
以前の検討会では動作の緩慢さや持続の無さがあったが、今回は軽減されている。
セラピストが誘導し、デイサービス並びに、ご自宅で行える動作指導を行いながら、本人の自立的な運動学習をうながす。。
立位にて本人自らが屈伸を行い。下肢の感覚をさらに学習していく。
後ろに足を送る練習をし、実際の歩行の動作への準備を行う。
骨盤の引き上げに注意し、歩行訓練を行った。