令和6年11月17日(日)アシストジャパンデイサービスセンター7号館にてリハビリ検討会を実施
利用者名:O・N様 82歳 女性
既往歴:現病歴:脳梗塞後遺症、腰部脊柱管狭窄症、両側変形膝関節症
ニード:立っていられるようになったら、洗い物や庭の手入れをしたい。
足関節底屈の動作は見られない
右足を上げることが難しい
右上下肢を上げての活性化
返すことによって筋の活性化
右下肢の可動性拡大
両上肢の振りや、すり足がなくなっている
本人:先生にしてもらって良かった。楽に動けるようになった。
家族:アシストを利用して良かった。
歩行時に下肢の力が急に抜けたり、左腰背部の筋緊張が高い女性です。
歩行時の足関節の底屈の動きも見られず、片足立ちでは右足を上げるのは難しく、ふらつきも見られました。
右下部体感の低緊張により、左腰背部の過緊張の代償により、痛みが出ていたと思われます。
下肢の屈曲進展の動きの切り替えが、困難となり歩行や立位バランスの不安定さが見られます。
左側臥位の抗重力活動の活性化、特に股関節や肩甲骨周囲に対して行い、中枢部の安定性とコア筋の活性化に働きかけました。
難しいと感じていた、右足を上げる動作もスムーズに行えるようになり、独歩での両上肢の振りや、歩幅も出てきており安定した歩行が見られました。
上記のアプローチをすることで、腰背部の痛みを軽減し、歩行や立位バランスが安定し、立位で行える家事の幅も広がるのではないかと考えられます。